Body-Talk Topics(トピックス)

Body-Talk Topics バックナンバー

[2009年4月]

テーマ/「赤ちゃんは言葉がわかるの?/ボディートークによるマタニティ講座より」_vol.12

 ごきげん気分の赤ちゃんを膝に抱いているお母さんとおしゃべりしていた時のことです。お母さんは、毒舌のおじいちゃんのグチを次から次へとこぼしはじめました。しばらくすると、突然赤ちゃんが大きな声で「ワッ!」と火のついたように泣き始めました。オッパイ?オムツ?私は赤ちゃんの声の表情と動きを見て、思わず「大好きなおじいちゃんなんだよね。悪口言われて悲しかったね。ゴメンネ〜」と、言いながら背中をそっとほぐしていくと、穏やかになりました。お母さんは「この子は話の内容がわかるのかしら?」とキツネにつままれたような表情です。では、赤ちゃんはどのように言葉を理解したのでしょう。 人の行動はイメージから始まります。(頭の領域)そして、イメージは何らかの感情を伴います。(心の領域)そして、イメージと感情が体の内部にウゴメキを起こします。ボディートークでは、この微妙な動きを「内動」と名付けています。(体の領域)言葉を知らない赤ちゃんは、言葉の奥に潜んでいるイメージ・感情・内動を敏感に感じ、そのことに反応しているのだと思えます。この三領域は「息」から生まれますから、きっと赤ちゃんは「息」に反応しているのでしょう。

 おじいちゃんの悪口に泣き出した赤ちゃんは「おじいちゃん」という響きを察知して「おじいちゃんのことだ」とわかり、悪口の感情や内動は、お母さんの冷たい息(声)や体の振動からキャッチし、理解して反応したのですよね。赤ちゃんの生命の感性はすごいと思いませんか?

(ボディートーク協会副会長:城石明喜子)